

15/e organic 秋の特集
今日からはじめる、身近な食養生
「食養生」は、特別なものではありません。
身近な食材がもつ性質を知り、季節やその日の体調に目を向けながら、毎日の食事に取り入れていく。古くから受け継がれてきた、食の知恵です。
ここでは、食材に含まれる栄養素のポイントや、その組み合わせにも目を向けながら、より効果を引き出す、管理栄養士監修の【食養生レシピ】とともにご紹介します。
薬膳 × 栄養学で、おいしく秋のからだを整えましょう。
食養生のおすすめ商品を見る
しょくようじょう
食養生とは?

食養生は、季節の移り変わりやその日の体調に合わせて、食材や調理法を選んでいく考え方です。
中国の伝統医学である「薬膳」の考え方をベースに、からだのバランスに必要な3つの要素に着目します。
- 気(き):活動の源となるエネルギー
- 血(けつ):全身を巡り、すみずみまで栄養を届けるもの
- 津液(しんえき):肌や内臓をみずみずしく保つ水分
現代の栄養学とはまた違った角度から、今の自分に必要な食材を日々の食卓へ無理なく取り入れていく。
そんな暮らしのヒントになる、身近な5つの食材をご紹介します。






SEASONAL RECIPES
秋の食養生レシピ5選
秋の食卓に取り入れたい5つの食材を、薬膳の知恵と栄養学の視点からご紹介。
なつめレシピ
なつめ
レシピ
クコの実レシピ
クコの実
レシピ
白きくらげレシピ
白キクラゲ
レシピ
シナモンレシピ
シナモン
レシピ
葛粉レシピ
葛粉
レシピ
シナモン
レシピ
葛粉
レシピ

棗(なつめ)の食養生レシピ
食欲がわかない朝や、食べ過ぎた翌日のリセット食におすすめです。
⚫︎薬膳名:大棗(たいそう)
⚫︎薬膳の知恵:補中益気(ほちゅうえっき)、養血安神(ようけつあんじん)
薬膳においてなつめは、疲れが抜けないとき、からだを動かすエネルギー(気)を底上げしたいときによく用いられます。
全身に栄養を行き渡らせる「血」を補い、気持ちを穏やかに整えてくれる素材としても親しまれてきました。
管理栄養士POINT

管理栄養士
SUGI
こんな時にオススメ
- 忙しい日に手軽に栄養を取り入れたいときに
- 食事が不規則なときに
- お砂糖を使わずに自然な甘みを楽しみたいとき
薬膳で「気や血を養う」とされるなつめ。
血をつくるために必要な鉄をはじめ、体内の水分バランスを整えるカリウム、おなかの調子を整える食物繊維などが含まれています。

クコの実の食養生レシピ
甘酸っぱいクコジュースを合わせたフルーティーなドレッシング。
⚫︎薬膳名:枸杞子(くこし)
⚫︎薬膳の知恵:「滋補肝腎(じほかんじん)」 、「益精明目(えきせいめいもく)」
クコの実は古くから、生命力の源とされる「腎」と、目や自律神経に深く関わる「肝」の双方を養う食材として重宝されてきました。
日々の活動の源となる「精」を補い、かすみがちな視界やすっきりしない目をいたわると伝えられています。
管理栄養士POINT

管理栄養士
MIYABI
こんな時にオススメ
- PCやスマホの画面を見る時間が長い日に
- ヘルシーな食生活や、毎日のコンディションを意識したいときに
- 食事に彩りを添えたいときに
ビタミンB1・B2、鉄、銅、カリウムなどのミネラルや、食物繊維など、さまざまな栄養素をバランスよく含みます。
からだの内側からキレイと元気を高める食材として、古くから食べられてきた食材です。

白きくらげの食養生レシピ
コリッとした食感と、不足しがちな食物繊維も手軽に美味しく摂れる、からだに嬉しい一品です。
⚫︎薬膳名:銀耳(ぎんじ)
⚫︎薬膳の知恵:生津(しょうしん)・潤肺(じゅんぱい)
薬膳において白きくらげは、からだに必要な潤いを指す「津液」を生じさせる食材として捉えられています。
また、「肺」を潤す食材としても知られ、空気が乾燥しやすい季節の食養生にも取り入れられてきました。
管理栄養士POINT

管理栄養士
CHISA
こんな時にオススメ
- 季節の変わり目で変化を感じやすい時期に
- 食物繊維を意識したいときに
- 歯ごたえのよい食感で満足感を出したいとき
白きくらげは低カロリーでありながら、食物繊維を含む食材です。
水で戻して調理すると、加熱の仕方によって、コリッとした歯ごたえや、ぷるんとした食感を楽しめます。
和え物やスープなど、さまざまな料理に使えるのも魅力のひとつです。

シナモンの食養生レシピ
ひと息つきたい午後のティータイムや、気分を切り替えたいときにぴったりです。
⚫︎薬膳名:桂皮(けいひ)
⚫︎薬膳の知恵:温裏散寒(おんりさんかん)、温経通脈(おんけいつうみゃく)
シナモンは薬膳で、からだの内側を温め、冷えを取り除く温裏散寒の考え方で用いられてきました。
薬膳では、「気」や「血」が通る道を「経脈(けいみゃく)」と呼びます。
シナモンは、この通り道を温め、流れをよくする食材としても用いられてきました。
管理栄養士POINT

管理栄養士
HOMMA
こんな時にオススメ
- 温かい飲みものを楽しみたい日に
- いつもの飲みものに変化をつけたいときに
- 甘さを控えたいときに
シナモンの特徴は、甘く感じられる独特の香りです。
飲みものやお菓子に少量加えると、砂糖を増やさずに香りの変化を楽しめます。
また、シナモン特有の成分である「シンナムアルデヒド」には、体温や血流のはたらきに関わるとされています。

葛粉の食養生レシピ
乳製品が気になる方も安心して食べられる、秋にもぴったりなデザートです。
⚫︎薬膳名:葛(くず)
⚫︎薬膳の知恵:生津(しょうしん)
葛は薬膳で、からだの余分な熱を冷ます「涼」の性質を持ち、乾いた喉やからだに必要な潤いを生み出すとされています。
古くから滋養食「葛湯」として親しまれてきたように、胃腸が弱っているときでも負担をかけずに取り入れられる伝統的な食材です。
管理栄養士POINT

管理栄養士
HISAO
こんな時にオススメ
- 涼やかさを楽しみたいときに
- つるんとなめらかな食感を楽しみたい人に
- デザートを手作りしたいときに
葛は、葛の根からでん粉を精製し、乾燥させて粉状にした「葛粉(くずこ)」という形で一般的に使われています。
体内の水分バランスを整えるカリウムや、からだの巡りをサポートするイソフラボンを含んでいます。
また、水分を加えて加熱すると、みずみずしくつるんとした口あたりに仕上がります。そのため、料理やお菓子に使うと、やさしいとろみやもちっとした独特の弾力をもたらしてくれます。









