執筆者 : 管理栄養士 HISAO
監修 : 管理栄養士SUGI
【Event Report】蒸し料理研究家・あいりさんと体験。自然栽培野菜のおいしさに触れる「低温蒸し」ワークショップ
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3月20日、春分の日。
亀有の街角に佇む「カフェ こぼれび」にて、蒸し料理研究家・あいりさんをお迎えした特別なワークショップを開催いたしました。
今回のテーマは「低温蒸し」。 15/e organicが大切にしている自然栽培野菜のポテンシャルを、シンプルに、そして最大限に引き出す調理法です。
また栄養面においても、蒸し料理は茹でる調理に比べて水溶性ビタミンの流出を抑えられるだけでなく、低温で加熱することで熱に弱い栄養素や酵素を効率よく摂取できるという大きなメリットがあります。
「蒸し料理は難しそう」「時間がかかりそう」……そんな先入観を抱いてはいませんか?
当日のワークショップを通してそのイメージが鮮やかに覆されていく様子を、自然栽培素材の魅力とともにお届けします。
蒸し料理研究家/あいり

フライパンと蒸しプレートで手軽に楽しめる「低温蒸し」のレシピを提案。
素材の味を活かしたおかずやおやつとともに、その裏側にある価値観や経験を届けている。レシピの考案から撮影、発信までをすべて一人でプロデュースする、こだわりの詰まった発信が支持されている。
目次
- 「蒸し料理」イベント開催へのきっかけ
- 「低温蒸し」を体験!味の変化に驚きの声が
- イベントを終えてあいりさんにインタビュー!
- 自然栽培を通じて広がる食のつながり
- 今回のイベントで使用した 15/e organic アイテム
「蒸し料理」イベント開催へのきっかけ

今回のコラボレーションが実現した背景には、あいりさんと15/e organicに共通する「想い」がありました。
あいりさんが「低温蒸し」にたどり着くまで
「食」に対して長年、人知れず深い悩みを抱えてきたというあいりさん。
その始まりは、中学2年生の時に経験した深刻な「食べること」への葛藤でした。
その後も、社会生活における「生きづらさ」から心身の不調に直面。
「何でも食べなければ」「周りに合わせなければ」という義務感に縛られていた日々に、転機が訪れます。
素材を優しく蒸し上げる「低温蒸し」との出会いでした。
「素材本来の旨味を引き出すこの手法は、食べた瞬間だけでなく、その後の自分まで心地よいと感じさせてくれます。調理の手間・ストレスを省き、素材を丸ごと受け入れることで生まれた心のゆとりは、私にとって『生きやすさ』そのものでした。」
と、話してくれたあいりさん。
それは単なる調理技術ではなく、自分自身を労わり、心地よい日常を再構築するための大切なプロセス。
あいりさんの「低温蒸し」に込められたそんな想いから、15/e organicとの企画が動き出します。
15/e organicとのコラボが始まる
15/e organicとあいりさんのコラボレーションは、2025年の冬にスタートしました。
自然栽培の野菜や調味料に深い関心をお持ちのあいりさん。
ご自身でも日常的に自然栽培の商品を取り入れており、初めはコラボレシピの開発から企画が動き出しました。
提案いただいたレシピは、私たちの想像を超えるほど独創的なものばかり。
自然栽培の野菜本来の味を損なわない「低温蒸し」を活かし、メイン料理からおかず、さらにはデザートにいたるまで、幅広く考案していただきました。
コラボレシピはこちら!
表参道店への来店から生まれた新たな企画
そして2026年2月。実際にあいりさんが表参道店へ足を運んでくださいました。
「私の知らない自然栽培の調味料や食材がこんなにもあるんですね」と、目を輝かせながらさまざまな商品を手に取ってくださったあいりさん。
そのお姿にスタッフとの会話も自然と弾み、食に対する考え方や日々の発信に込めた想いに、私たちは深く共感しました。
会話が進む中で、
「この自然栽培の食材を使って、イベントをしましょう!」
と、お互いの想いが重なり、新たなコラボ企画が始動。
こうして誕生したのが、今回の「低温蒸し体験ワークショップ」です。
何度も打ち合わせを重ね、テーマ設定やメニュー開発、会場の雰囲気づくりまで、細部にわたり一緒に検討。
カラダにいいからと無理をして選ぶのではなく、自然がもたらすおいしさや喜びに触れる。
それが結果として、人々の健康や自分らしい生き方に繋がっていく。
15/e organicとあいりさんの「共通の想い」を形にするための準備が、一歩ずつ着実に進んでいきました。
「低温蒸し」を体験!味の変化に驚きの声が

ワークショップは、あいりさんによるデモンストレーションからスタート。
あいりさんが実際にフライパンと蒸しプレートを使って準備を進めると、会場には穏やかな湯気が立ち昇ります。
「低温蒸し」で大事なことは、“低温の蒸気” を安定して食材に届けながら加熱することです。
そのために押さえておきたい3つのポイントを、あいりさんに教えていただきました。
〈低温蒸しの3つのポイント〉
- 「低温の蒸気」を作り、その「蒸気」で加熱すること
- 水量を適切に保つこと(水は蒸しプレートの脚の高さより少し下を保ち、低温蒸気が安定して出る状態をつくること)
- 五感を使って、蒸気の状態・蒸し加減を確認すること(手で触って蒸気の温度や量を確認したり、香りの変化で食材の状態を把握したりするなど)
火加減については、火が強すぎると温度が上がりすぎてしまい、素材本来の味が損なわれてしまいます。
そのため、強火でガンガン蒸すのではなく、素材にストレスを与えないようにやさしく熱を伝えていくのがポイントです。
ただし、低温蒸気を安定して食材に届けるには、お使いの蒸しプレートの高さや形状など、道具の特性によっては、ある程度火力を強める必要がある場合もあります。
大切なのは、道具の違いを理解し、「低温の蒸気が十分に食材に届いているか」を手や香りで確認しながら調整すること。
この3つのポイントを守ることで、家庭でも素材本来の旨味を引き出せると教えてくれました。
発見①:「何もつけなくてもおいしい!」乾物の常識が変わる瞬間

今回のメインイベントの一つが、「乾物の食べ比べ」です。
昆布と切り干し大根の2種類を、それぞれ「水戻し」と「蒸し戻し」で交互に味わうというもの。
実際に食べ比べが始まると、同じ食材なのに戻し後の色や味が大きく異なり、会場のあちこちから「全然違うね!」と驚きの声が上がりました。
水戻しでは味が外へ逃げてしまいがちですが、蒸し戻した方は素材の「甘み」と「旨味」がギュッと凝縮されています。
実は、この凝縮された「おいしさ」こそが、栄養が詰まっている証拠でもあります。
蒸し戻しは、水溶性栄養素であるビタミンB群やミネラル、アミノ酸、可溶性食物繊維などの保持率が高く、素材本来の力を逃さず丸ごとカラダに取り入れることができるのです。
「何もつけなくても、そのままで十分おいしい」という発見は、参加者の皆さまにとって新鮮な体験となったようです。
発見②:素材の大きさに驚き!15/e organicの野菜と驚きのペアリング

乾物を蒸している間に、自然栽培野菜の試食タイムへ。
まずは、あいりさんが事前に蒸し上げた「レタスの和え物」が配られました。
15/e organic厳選の天然塩に、ピーナッツバター、ココナッツフレーク、きなこを合わせた一品です。

「レタスにきなこ、ココナッツフレーク…?」と半信半疑だった皆さんも、一口食べるとその相性の良さに驚きの表情。
低温蒸しで甘みが凝縮されたレタスが、意外な調味料のコクと重なることで、今までにない奥深い一品へと変化していたのです。
皆さん興味津々に一口一口味わいながら堪能していました。

盛り上がった場面として印象的だったのが、15/e organicの小松菜とチンゲン菜が登場した瞬間でした。
農薬や化学肥料に頼らず、自然の力だけでここまで育つのかと思うほど、立派で太い茎にあいりさんも参加者の皆さまもびっくり!
「立派すぎて蒸し器に入らない(笑)」と、茎を折り曲げてセットするひと幕も。

「どれくらいで火が通るのかな?」「この色の変化がすごい!」
各テーブルで様々な感想が上がる中、自分たちで蒸し上げた野菜を、お好みの調味料で自由にアレンジ。
素材の味がしっかりしているからこそ、シンプルな味付けだけでも十分に贅沢な一皿に仕上がります。
また、あいりさんが各テーブルを回り、一人ひとりに丁寧にコツを伝えていました。

15/e organicの管理栄養士もテーブルを回り、自然栽培の食材のおいしさや栄養について紹介。
会話はいたるところで弾み、会場はリラックスした温かな熱気に包まれました。
イベント中は、あいりさんや管理栄養士スタッフの話に耳を傾ける方が多く、中にはメモを取る方も。
紹介された調味料を「さっそく家でも試したい」と手に取る方も多くいらっしゃいました
発見③:素材を丸ごと使い切る。心まで温まる「ベジスープ」

締めくくりは、蒸した野菜と塩にお湯を注ぐだけの即席スープ。
野菜の旨味がじんわり溶け出した優しい味わいに、「こういう使い方もあるんだ」「家でもできそうですね」という声が自然と生まれました。
素材を余すことなく使い切る「低温蒸し」の心地よさを、全員で分かち合いながら、イベントは和やかに幕を閉じました。
イベントを終えてあいりさんにインタビュー!

イベント終了後は、あいりさんに今回のワークショップイベントの感想をお伺いしました。

あいりさんにとって初めてのオフラインイベントでしたが、実際に開催してみての感想や印象に残ったことを教えてください。

「できれば隠れていたい」と思ってしまうほどの人見知りで、「気づいたら数週間、家の敷地からでていない」ほどの引きこもりですが(苦笑)。参加者の皆さんの温かい雰囲気や、「こうしてみたらどうなるかな」という好奇心(わくわくした様子)などを受け取って、開催してよかったなと思っています。

実際にフォロワーさんと直接会ってみて、オンラインでの交流(コメントやDMでのやりとり)との違いは感じましたか?

投稿へのコメントだと、表情や声のトーンが見えにくい分、(私のアイデア・価値観を)どう受け取っていただけているのか、不安になることが多々あります。リアルイベントだと、ポジティブ・ネガティブも含めて直接反応を伺えるので、どんなことをお伝えすべきか、どういう伝え方がよりいいのかをすぐに感じ取ったり、考え直したりができた気がします。

「これだけは絶対に伝えたい!」と特に準備に力を入れたポイントはどこですか?

"条件を変えると、元が同じでも全く違う味になる" ということを一番体感頂きたく、「+α素材」「乾物」の食べ比べをメインに、準備していました。当日まで色々と考えていて、気づいたら夢の中でもイメトレしていました(笑)。

もし次回、同様のイベントを開催するとしたら、やってみたいことはありますか?

今回は私流低温蒸しの「基本のき」ということで、特徴となる部分のほんの一部を触った形になりました。今後機会があれば、多種多様な食材(野菜・乾燥豆・穀物・その他乾物など)を同時に効率よく蒸す方法や、おやつへの展開など、もっと踏み込んだ内容も盛り込めたらと思っています。

最後に、イベントに来てくださった皆様へメッセージをお願いします。

改めまして、この度はご参加ありがとうございました。何か少しでも、いいきっかけになれていたら幸いです。
まとめ:自然栽培を通じて広がる食のつながり

今回のあいりさんとのコラボレーションを通じて、私たちスタッフも改めて「低温蒸し」が持つ、心とカラダを整える力を再発見することができました。
15/e organicでは、今回のようにブランドの想いに共感してくださるインフルエンサーや料理家の方とのコラボイベントも積極的に企画しています。
「うちでもこんなイベントをやってみたい!」「一緒に発信してみたい!」と感じた方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
今後も自然栽培をテーマに、心とカラダが喜ぶ体験をお届けしていきますので、ぜひお楽しみに!
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今回お世話になったお店
カフェ こぼれび
厳選されたアンティーク家具と緑が調和する、小さなカフェ。
- 住所:〒125−0061 東京都葛飾区亀有3–32–1
- アクセス:JR常磐線各駅停車(東京メトロ千代田線直通)亀有駅南口より、徒歩3分
今回のイベントで使用した 15/e organic アイテム

イベント当日のお買い物でもご好評をいただいたアイテムをご紹介します。
オンラインストアでも、低温蒸しにぴったりの自然栽培野菜や、素材を引き立てる調味料を取り揃えております。
ぜひこちらもご覧ください!
【記事の執筆者】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
SUGI
フィフティーンオーガニック表参道店に店運営全般を担当。
栄養成分の知識と商品の知識に当店の誰よりも深い知識を持っています!一人でも多くの人にオーガニックの良さが伝わるような接客を心がけています!
15/e organicとは?
15/e organic(フィフティーン オーガニック)は、表参道・麻布十番にお店を持つオーガニックスーパーです。自然栽培の食品と天然由来成分100%のアイテムを厳選して皆様にお届けしています。
お店では、管理栄養士・栄養士のスタッフが一人ひとりに接客。
暮らしに寄り添いながら、無理なく続けられるオーガニックライフをご提案しています。








