監修 : 管理栄養士 HISAO
だし醤油の作り方|無添加・オーガニック素材で整える。プロの黄金比と熟成のコツ

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- だし醤油は、醤油に昆布やかつお節などのうまみを加えた調味料で、めんつゆや白だしとは材料・味・用途が異なる。
- 醤油4:みりん1:酒1を基本に、昆布やかつお節を加えると、自家製だし醤油を作れる。
- 素材は原材料表示や産地・製法を確認して選び、冷蔵保存で早めに使い切ることが大切。冷奴・おひたし・煮物などへの活用や、だしがらの再利用方法も分かります。
毎日の料理に欠かせない「だし醤油」。
さっと使うだけで味が決まる頼もしい存在ですが、市販品の中には添加物が気になるものも少なくありません。
そこで今回は、厳選した素材を使って自分で育てる「自家製だし醤油」の作り方をご紹介します。
最小限の材料で驚くほど深みのある味わいに仕上がり、一度作れば毎日の食卓がぐっと心地よいものに変わるはずです。
さらにこの記事では、基本的な黄金比から、安心して長く楽しむための衛生管理、そして最後まで使い切るアイデアまで、失敗しないコツをお届けします。
目次
- だし醤油とは?めんつゆ・白だしとの違いと使い分け
- 基本の「自家製だし醤油」作り方と黄金比
- 素材を変えて楽しむアレンジレシピ
- 健康と美容にうれしい「だし醤油」のメリット
- 自家製だし醤油の活用法と保存について
- 自家製だし醤油で、心とカラダを整える食卓を
だし醤油とは?めんつゆ・白だしとの違いと使い分け

だし醤油とは、醤油にかつお節や昆布などのうまみを加えた調味料です。
だしをとる手間をかけずに、料理にうまみをプラスできます。
同じようにうまみのある調味料に、「めんつゆ」や「白だし」があります。
これらの調味料の特徴は次のとおりです。
| 項目 | だし醤油 | めんつゆ | 白だし |
|---|---|---|---|
| ベース | 醤油、だし | だし、醤油、みりん・砂糖 | 薄口醤油・白醤油、だし、みりん |
| 色 | 濃い茶色 | やや濃い茶色 | 淡い黄色 |
| 味 | 醤油のコクとだしのうまみがあり、甘みは控えめ | 醤油とだしの味わいに甘みが加わる | うまみがあり塩味が強め |
| 主な用途 | おひたし、冷奴、卵かけご飯、炒め物、煮物、炊き込みご飯 | そば・うどんのつゆ、煮物、丼物 | お吸い物、茶碗蒸し、だし巻き卵 |
| 仕上がりの色 | 茶色に仕上がる | やや濃い色に仕上がる | 素材の色を活かせる |
| 使い分けのポイント | 醤油代わりに使える | つゆとして使える | 料理を上品に仕上げられる |
だし醤油、めんつゆ、白だしはベースとなる調味料の種類やバランスが異なり、味わいや用途にも違いが見られます。
しかし、市販のめんつゆや白だしは、料理を楽にする便利な存在ですが、甘みが強すぎたり、添加物が気になったりすることもあります。
その点、だし醤油は「甘みが控えめで、醤油のコクとうまみがダイレクトに味わえる」のが最大の特徴です。
だからこそ、自家製で素材にこだわれば、いつものおひたしや卵かけご飯が、驚くほど上品で奥深い味わいに変わります。
基本の「自家製だし醤油」作り方と黄金比

だし醤油は市販品もありますが、好みの材料で手作りすることも可能です。
材料にこだわって、自家製だし醤油を作ってみましょう。
材料はシンプルに。「質」にこだわる選び方
自家製だし醤油の良さは、余計な添加物や甘味料を使わず、最小限の材料だけで作れる点にあります。
だからこそ、確かな品質の素材を使うことが大切です。
以下を参考に、だし醤油の材料を選んでみましょう。
- 醤油:丸大豆を原料とし、添加物を含まない本醸造のものがおすすめ
- みりん:水あめなどが添加されていない本みりんを選ぶことで、深いコクと上品な甘みが加わる
- 酒:糖類や塩を加えていない清酒を使うと、コクやうまみが引き立つ
- だし素材:産地が明らかで保存料不使用の素材を使う
毎日料理に使うからこそ、信頼できる品質の調味料を選びたいものです。
失敗なし!プロの黄金比レシピ
おいしいだし醤油作りのコツは「醤油4:みりん1:酒1」の黄金比に、だし素材をたっぷり加えること。
詳しい分量と作り方は、以下のとおりです。
【材料(作りやすい量)】
- 醤油:200ml
- みりん:50ml
- 酒:50ml
- 昆布:5g
- かつお節:10g
- ※だし素材は上記を目安に、種類や量を調整してください
【作り方】
- 昆布は汚れを軽く拭き取り、キッチンバサミで3cmほどの長さに切る。
- みりんと酒を鍋に入れ、中火にかけます。沸騰して小さな泡が出てきたら火を弱め、1〜2分加熱してアルコールをしっかり飛ばしてから火を止め、常温になるまで冷ます。
- ふた付きの清潔な容器に昆布とかつお節を入れ、醤油と【2】を注ぐ。
- ふたをして冷蔵庫に入れる。一晩置き、ざるやペーパータオルでこして昆布とかつお節を取り除く。
自家製だし醤油作りは、どんな素材を選ぶかによって味わいが大きく変わります。
15/e organicでは、自家製だし醤油のおいしさを引き立てる自然栽培の原料を使用した商品を揃えております。
お好みの組み合わせで、ぜひ作ってみてください。
味の決め手は「冷蔵庫で寝かせる」熟成期間
自家製だし醤油は完成するとすぐに使えますが、冷蔵庫で3日から1週間ほど寝かせるのが理想的です。
熟成により醤油の塩味がまろやかになるとともに、うまみ成分がなじんで味に調和が生まれます。
この「待つ時間」こそが、だし醤油のおいしさを引き出す大切な工程です。
味が育つ時間を楽しみながら、自家製だし醤油を作ってみましょう。
素材を変えて楽しむアレンジレシピ

素材を自由に選べるのは、手作りならではの楽しみです。
お好みの素材を使い分けて、料理の幅をぐっと広げてみましょう。
昆布と干し椎茸の「精進だし醤油」
昆布と干し椎茸の組み合わせは、動物性食材を使わない「精進だし醤油」としておすすめです。
昆布や干し椎茸を加えると、深いうまみがありながら、やさしい味わいのだし醤油に仕上がります。
植物性食材だけでも豊かなうまみが感じられるのは、椎茸に含まれるグアニル酸と昆布のグルタミン酸が組み合わさり、うまみの相乗効果が生まれるためです。
基本の分量の醤油・みりん・酒に対して、昆布10gと干し椎茸1枚を目安に加えてください。
干し椎茸は、乾燥したまま3〜4つに割って加えると、うまみが抽出されやすくなります。
動物性食材を使用していないため、ヴィーガンの方にもおすすめです。
焼きあご・煮干しを使った「濃厚だし醤油」
力強い味わいを求めるなら、焼きあご(トビウオ)や煮干しを使っただし醤油を作ってみましょう。
基本の分量の醤油・みりん・酒に対し、焼きあごなら1本、煮干しであれば頭と腹わたを除いたものを30g程度加えるのが目安です。
うまみを強めるために、昆布も一緒に漬け込むとよいでしょう。
ラーメンのつゆやチャーハンの隠し味として使い、ワンランク上の味わいを目指してみてください。
健康と美容にうれしい「だし醤油」のメリット

だし醤油は料理をおいしくするだけでなく、健やかなカラダづくりもサポートします。
ここでは、健康や美容の観点から、だし醤油のメリットを紹介します。
「減塩」でも美味しい理由
一般的な醤油の塩分濃度は15〜17%であるのに対し、だし醤油は10%前後と控えめです。
それにもかかわらず味に物足りなさを感じないのは、だしから抽出されたうまみのおかげです。
研究によって、だしのうまみを効かせれば、塩分を控えても満足感のある味わいに仕上がることがわかっています。
塩分の摂り過ぎが気になる方にとって、だし醤油は心強い味方になるでしょう。
発酵の力を丸ごといただく
だし醤油の材料である醤油やみりん、酒、かつお節(本枯節)は、すべて発酵食品です。
発酵の過程で素材に含まれる成分が分解されるため、胃腸に負担をかけずに、成分が体へスムーズに吸収されることが期待できます。
また、もとの素材にはない成分が作り出され、味わいに深みが出ることも発酵食品の魅力です。
発酵の力を活かした調味料を日常に取り入れ、体にやさしく、暮らしを豊かにする食習慣を育んでいきましょう。
「リセット食」としての活用
外食が続いたときや、つい食べ過ぎてしまった翌日に取り組みたいのが「リセット食」です。
リセット食は、胃腸を休めて体をもとの状態に戻すための食事です。
リセット食にだし醤油を使うと、体への負担を抑えながら、食事の満足度を高められます。
たとえば、お粥や温野菜などに少しかけるだけで、だしの風味によって素材の味が引き立ち、シンプルな食事もおいしく食べられるでしょう。
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食べ過ぎた後の「リセット食」ガイド!ファスティング後の回復食レシピと目的を管理栄養士が解説
自家製だし醤油の活用法と保存について

自家製だし醤油は添加物を使用していないため、保存には少しだけコツが必要です。
しかし、ポイントさえ押さえれば決して難しいことはありません。
適切な方法で保存して、最後までおいしく使い切りましょう。
おすすめの活用料理
だし醤油は、幅広い料理に活用できるのが最大の魅力です。
- 素材の味を楽しむ:冷奴やおひたし、納豆、卵かけご飯にかければ、醤油だけの時よりもぐっと奥行きのある味わいになります。
- 料理のベースとして:炊き込みご飯や炒め物、煮物などに使うのもおすすめです。だしをとる手間が省けるうえに、深みが出ます。
- 洋風アレンジも:オリーブオイルと合わせてドレッシングにしたり、パスタの味付けに加えたりと、和食だけでなく洋風料理にも使えます。
失敗しないための「保存期間と衛生管理」
保存料不使用の自家製だし醤油をおいしく味わうためには、衛生管理が大切です。
保存容器は、あらかじめ煮沸消毒するか、食品用アルコールで殺菌し、完全に乾燥させたものを使用してください。
完成しただし醤油は清潔な容器に入れ、冷蔵庫で保存しましょう。
また、使用中に異臭、白カビ、濁りなど少しでも異変を感じた場合は腐敗のサインですので、使用を中止してください。
保存期間の目安は3週間程度ですが、時間が経つにつれて風味が落ちるため、早めに使い切りましょう。
残った「だしがら」は捨てないで!
醤油に漬けただし素材にはまだうまみが残っているので、ぜひ再利用してください。
かつお節は、フライパンで油を引かずに乾煎りし、水分を飛ばします。
ちりめんじゃこやごまなどを加えて炒め合わせれば、ご飯にぴったりなふりかけの完成です。
昆布は食べやすい大きさに切り、水、醤油、みりん、酒を加えて煮込めば佃煮になります。
食材を最後まで大切に使い切り、無駄のない食生活を楽しみましょう。
自家製だし醤油で、心とカラダを整える食卓を
丁寧に素材を選び、じっくりと熟成させた自家製だし醤油は、日々の食卓をぐっと豊かにしてくれます。
15/e organicでは、素材や製法にこだわった調味料や、自然栽培の食材を通じた心地よい暮らしを提案しています。
手作りする時間はないけれど、まずは美味しいだし醤油を気軽に楽しみたい。
そんな方には、15/e organicが厳選したこちらのだし醤油がぴったりです。
【若葉農園】だし醤油

管理栄養士ポイント!
自然栽培の小麦、大豆からできた醤油をベースに、自然栽培のサトウキビからできた黒糖を使用。
天ぷらや豆腐、納豆、お浸し、卵かけご飯などなど料理の隠し味としても!
醤油の代わりに使うと深いコクと甘みを感じて頂けます。
安心安全な食材を食卓に取り入れる積み重ねが、やがて心とカラダを整えることにつながります。
素材本来の力を活かしただし醤油から、健やかな食生活を始めてみてはいかがでしょうか。
まとめ
- 添加物不使用のだし醤油を作るなら、良質な素材を選ぶことが大切
- だし醤油は、熟成させることでまろやかで奥深い味わいに変わる
- 減塩効果やリセット食としての活用など、だし醤油は心身を整えるうえでもメリットがある
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!
15/e organicとは?
15/e organic(フィフティーン オーガニック)は、表参道・麻布十番にお店を持つオーガニックスーパーです。自然栽培の食品と天然由来成分100%のアイテムを厳選して皆様にお届けしています。
お店では、管理栄養士・栄養士のスタッフが一人ひとりに接客。
暮らしに寄り添いながら、無理なく続けられるオーガニックライフをご提案しています。











