監修 : 管理栄養士HISAO
暑さ対策は「飲む点滴」の甘酒で!カラダをケアするおすすめの飲み方も紹介

秋になっても厳しい残暑が続き、体調を崩しやすい日が続きますね。
「なんとなく食欲がわかない」「疲れが取れにくい」といった不調は、暑さによる身体への負荷が原因かもしれません。
そんな不調にやさしく寄り添ってくれるのが、「甘酒」です。
「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養が豊富な甘酒は、暑さで弱ったカラダを内側から整えます。
この記事では、甘酒が暑さ対策に適している理由をはじめ、期待できるカラダへのメリッ ト、暑い季節におすすめの飲み方まで紹介します。
手軽な方法で残暑の元気を取り戻したい方は、ぜひ参考にしてください。

- なぜ甘酒が暑さ対策にいいのか
- 甘酒の栄養メリットとカラダへの影響
- 米麹甘酒と酒粕甘酒の違いと、暑い季節におすすめの飲み方
目次
- 暑さ対策に甘酒がおすすめなのはなぜ?
- カラダにうれしい甘酒のメリット
- 甘酒は2種類に分けられる! | 米麹甘酒と酒粕甘酒の違い
- 15/e organicの甘酒で暑さに負けないカラダづくりを
- 残暑のカラダを整える甘酒の飲み方
- 暑さで疲れたカラダを整える 「甘酒」を習慣に
暑さ対策に甘酒がおすすめなのはなぜ?

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甘酒を飲むとエネルギーを効率よく補給できるため、暑さによる不調の予防や解消につながる可能性があります。
そもそも暑さで体調を崩すのは、夏の高い気温や湿度によって体温をうまく調整できなくなり、気づかないうちに体力を消耗することが原因です。
人間は体温が上がると、水分が蒸発するときにまわりの熱を奪う仕組みを利用し、 汗をかくことで体を冷まそうとします。
ところが、日本の夏は気温だけでなく湿度も高く、汗が蒸発しにくくなります。
その結果、体温がスムーズに下がらなくなり、体温調整に必要以上のエネルギーを消耗し、疲れがたまって体調を崩すのです。
甘酒には、カラダのエネルギー源となるブドウ糖や、そのブドウ糖をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンB群が含まれています。
つまり、効率よくエネルギーを補える甘酒は、暑さによる不調対策や解消におすすめといえます。
カラダにうれしい甘酒のメリット

甘酒は、「飲む点滴」 と呼ばれるほど栄養が豊富な飲み物です。
甘酒を飲むと暑さ対策になるだけでなく、肌や腸にうれしい働きが期待できます。
ここでは、暑さ対策以外にも注目したい、甘酒のメリットについて解説します。
肌を健やかに保つ
甘酒に含まれるアミノ酸やビタミンB群は、健やかな肌づくりに役立ちます。
アミノ酸はたんぱく質を構成する物質です。
たんぱく質は皮膚の主な材料となるため、健康的な肌の維持にはアミノ酸が欠かせません。
また肌には、細胞の生まれ変わりを助けるビタミンB2や、たんぱく質の代謝に関わるビタミンB6も必要です。
甘酒には、麹菌が酵素の力で米を分解して作り出すアミノ酸や、麹菌によって生成されるビタミンB群が含まれています。
さらに、肌の保湿力を高める働きが期待できる「グルコシルセラミド」 が含まれており、美肌づくりもサポートするでしょう。
腸内環境を整える
甘酒に含まれるオリゴ糖と食物繊維には、お腹の調子を整える作用が期待できます。
オリゴ糖とは、糖質の最小単位である単糖が複数つながって構成される物質です。
オリゴ糖のなかには、胃や小腸で消化されにくい性質をもつものがあります。
消化されずに大腸まで達したオリゴ糖は、善玉菌の一種であるビフィズス菌のエサになるため、整腸作用が見込めます。
さらに食物繊維も、善玉菌のエサになり、腸内細菌のバランスを整えるのに役立つ成分です。
食物繊維には便のかさを増やす作用もあるため、スムーズな排便を促すことにつながるでしょう。
甘酒は2種類に分けられる! | 米麹甘酒と酒粕甘酒の違い

実は、甘酒には「米麹甘酒」と「酒粕甘酒」の2種類があり、原材料や風味にそれぞれ違いが見られます。
米麹甘酒は、米と米麹を発酵させて作られます。
麹菌の働きによって、米に含まれるでんぷんがブドウ糖に変わるため、自然でやさしい甘みがあるのが特徴です。
一方の酒粕甘酒は、日本酒の副産物である酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて作られます。
酒粕甘酒には砂糖のストレートな甘みがあり、酒粕に微量のアルコールが残っているため、お酒の風味が感じられます。
お酒に弱い方や子ども、妊娠中の方でも安心して飲めるのは、アルコールを含まない米麹甘酒です。
さらに、食欲が落ちやすい暑い時期には、すっきりとした甘さで飲みやすく、栄養補給にもなる米麹甘酒がおすすめです。
15/e organicの甘酒で暑さに負けないカラダづくりを

15/e organic では、暑さによる不調をやさしく癒し、健やかなカラダづくりをサポートする 甘酒を多数取りそろえています。
一般的な甘酒にもカラダへのメリットが期待できますが、砂糖や添加物を使用しているものも少なくありません。
一方で、15/e organicが取り扱う甘酒は自然栽培米を使い、添加物・砂糖不使用にこだわって作られたものばかり。
農薬や化学肥料を使わずに育てられた原料から生まれる甘酒は、自然の力でカラダを整えたい方にぴったりです。
作り手が思いを込めて丁寧に仕込んだ甘酒は、カラダだけでなく心にまで癒しをもたらしてくれるでしょう。
ここでは、15/e organicが厳選したおすすめの甘酒を紹介します。
【自然派きくち村】 天然水と米麹のあまざけ
【自然派きくち村】春夏秋冬 天然水と米麹のあまざけ(自然栽培米使用)

管理栄養士おすすめポイント!
- 農薬や化学肥料を使わず育てた、 熊本県産の自然栽培米を使用
- 仕込み水は阿蘇外輪山のひとつ「鞍岳」の天然水
- 砂糖不使用にもかかわらず、すっきりとした爽やかな甘さが楽しめる
- 暑い季節にごくごく飲める、さっぱりした甘酒を飲みたい方におすすめ
【マルカワみそ】自然栽培の玄米甘酒
【マルカワみそ】自然栽培の玄米甘酒

管理栄養士おすすめポイント!
- 農薬・化学肥料不使用の自然栽培で育てた玄米が原料
- 味噌蔵に生息する 「蔵付き麹菌」で仕込んだ唯一無二の甘酒
- 玄米由来のコクのある深い味わい
- 飲みごたえのある甘酒を求めている方、甘酒を料理やお菓子作りにも活用したい方におすすめ
【まるみ麹】 奇跡の甘酒 (白米/玄米)
【まるみ麹】 奇跡の甘酒 (白米/玄米)

管理栄養士おすすめポイント!
- 「奇跡のりんご」で知られる木村式自然栽培によって作られた、岡山県産米を使用
- 白米甘酒:まろやかな甘さとうまみのある味わい
- 玄米甘酒:香ばしさと奥深いコクを感じる味わい
- 赤ちゃんから高齢の方まで、家族みんなで飲める甘酒を探している方におすすめ
【仁井田本家】 あまさけすぱっしゅ
【仁井田本家】あまさけすぱっしゅ(ノンアルコール)(単品/12本ケース)

管理栄養士おすすめポイント!
- 300年以上続く酒蔵が手がけるノンアルコールの甘酒
- 自然栽培米で仕込んだ白麹を100%使用
- 白麹が作り出すクエン酸による爽やかな酸味が特徴
- リフレッシュしたい方、甘酒の甘さを重く感じる方におすすめ
残暑のカラダを整える甘酒の飲み方

甘酒は飲み方を工夫することで、より心地よく生活に取り入れられます。
ここでは、甘酒を飲むおすすめのタイミングや量、暑い季節にぴったりの楽しみ方を紹介します。
甘酒はいつ飲むとよい?
暑さ対策として甘酒を取り入れるなら、朝に飲むとよいでしょう。
カラダは睡眠中もエネルギーを消費しています。
そのため、朝に目覚めたばかりのカラダはエネルギーが不足しがちです。
朝に甘酒を飲んでブドウ糖やビタミンB群を補えば、エネルギーが充足した状態で1日をスタートできます。
朝から活発に動けるだけでなく、暑さ対策にもなるので、暑い季節でも元気に乗り切れるでしょう。
甘酒の適量は?
甘酒は1日コップ1杯 (200ml) 程度を目安に飲むのがおすすめです。
甘酒にはブドウ糖などの糖質が含まれるため、飲みすぎは肥満につながるおそれがあります。
商品によって多少異なりますが、 甘酒100mlは約80kcalです。
厚生労働省と農林水産省による「食事バランスガイド」では、菓子・嗜好飲料の1日あたりの摂取目安を200kcal程度としています。
したがって、 1日コップ1杯程度であれば安心して甘酒を楽しめるでしょう。
甘酒はほのかな甘みがあるため、 間食にもぴったり。
適量の甘酒を取り入れて、エネルギー補給や健やかなカラダづくりに役立てましょう。
参考:文部科学省「日本食品標準成分表 (八訂) 増補2023年」
農林水産省『食事バランスガイド』について
暑い季節におすすめな甘酒の飲み方は?
暑い季節におすすめなのは「冷やし甘酒」です。
甘酒というと冬に温めて飲むイメージがあるかもしれませんが、冷蔵車で冷やしたり、 氷を浮かべたりしてもおいしく飲めます。
さらに温度が低くなると甘味を感じにくくなるため、 すっきりとした味わいになり、夏でも 飲みやすくなります。
また、甘酒を炭酸水で割ると爽快感のあるドリンクに。
季節のフルーツやヨーグルトと一緒にスムージーにするなど、アレンジも楽しめます。
お気に入りの飲み方を見つけて、 甘酒を夏の暮らしに取り入れてみてください。
暑さで疲れたカラダを整える「甘酒」を習慣に

栄養たっぷりの甘酒は、暑さで疲れがたまったカラダにやさしく寄り添う飲み物です。
自然な甘さで飲みやすく、 健康づくりにも役立ちます。
残暑の体調を整えるために、毎日1杯の甘酒を習慣にしてはいかがでしょうか。
まとめ
- ブドウ糖やビタミンB群が含まれる甘酒は、効率よくエネルギー補給できるため、暑さ対策にぴったり
- 甘酒のアミノ酸やビタミンB群、 グルコシルセラミドは健やかな肌の維持に、オリゴ糖や食物繊維はお腹の調子を整えるのに役立つ
- 自然の力がたっぷり詰まった甘酒なら15/e organicがおすすめ
店舗情報

15/e organic 表参道店
- 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目42-1
- アクセス:東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」B2出口より徒歩5分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:年末年始
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!