監修 : 管理栄養士 HISAO
しょうがで冷えないカラダへ!手軽にできる温活のコツを紹介
「手足が冷えて眠れない」「靴下をはいても足先が温まらない」など、冷え性に悩んでいませんか?
気温が下がる季節になると、さらに体が温まりにくくなり、手足の冷えだけでなく体調を崩しやすくなることも心配です。
そこでおすすめしたいのが、体を内側から温める食材「しょうが」です。
しょうがを生活に取り入れると、冷え性改善の手助けになる可能性があります。
本記事では、冷え性の原因をわかりやすく解説し、しょうがでカラダを温めるコツをご紹介します。

- 冷え性の症状と原因
- 冷え性対策にしょうがが役立つ理由
- しょうがで効率よく体を温めるコツ
体の冷えに悩まされることなく毎日を快適に過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
目次
- 冷え性って何?
- 体の冷え対策に役立つしょうがの力
- しょうがを温活に取り入れるコツ
- 温活をもっと身近にする、15/e organicのしょうがラインナップ
- しょうがの力で冷え知らず。温活生活をはじめよう
- まとめ
冷え性って何?

冷え性に明確な定義はありませんが、一般的には「手足などが冷えやすい体質」を指します。
冷え性の方は、「着込んでも手足が冷たい」「夜も手足が冷えて眠れない」といった症状を感じることが多くあります。
さらに体の冷えが原因となり、肩こりや関節痛、疲労感、頭痛、便秘などの症状が引き起こされることも少なくありません。
冷え性の主な原因
冷え性は、次のようないくつかの要因が組み合わさって起こると考えられています。
- 自律神経の乱れ
- 血行不良
- 筋肉量の低下
- ホルモンバランスの乱れ
自律神経は呼吸や体温、血圧など、体の機能調整に関わる神経です。
自律神経の働きが乱れると体温をうまく調整できず、体が冷えやすくなることがあります。
とくに日常的に強いストレスを感じている方や、生活リズムが不規則な方は、自律神経が乱れやすいため注意が必要です。
また、熱は血液によって体のすみずみまで運ばれることから、貧血や低血圧などで血流が滞りやすい方も体が冷える傾向があります。
手足の冷えは女性や高齢者に多い
近年の調査により、手足の冷えは女性や高齢者に多いことが示されています。
厚生労働省が実施した「令和4年国民生活基礎調査」では、手足の冷えに関する調査が行われました。
この結果から、「手足の冷えが最も気になる症状」と答えた人の割合は高齢者に多く、また男性よりも女性に多いことがわかりました。
原因としては、筋肉には熱を作る役割があるため、筋肉量が少ない女性や高齢者は体温が上がりにくいことが考えられます。
さらに女性の場合は、ライフステージによってホルモンバランスが変動しやすいことも、体が冷えやすくなる要因のひとつといえます。
体の冷え対策に役立つしょうがの力

冷え性を和らげたいときにおすすめなのが、しょうがです。
しょうがには、ジンゲロールとショウガオールという辛味成分が含まれています。
ジンゲロールは、血流を促進して体温を上昇させる作用がある成分です。
ただしその効果は一時的で、発汗によりかえって体温が下がりやすくなり、体が冷えてしまうことがあります。
一方で、ショウガオールは内臓の働きを活発にして体を芯から温めるため、冷え対策に役立つとされています。
ショウガオールを効率よく摂取するには、加熱することがポイントです。
生のしょうがにはジンゲロールが多く含まれていますが、加熱調理するとジンゲロールが減少し、ショウガオールが増えることがわかっています。
体の冷えが気になる方は、加熱したしょうがを食事に取り入れてみましょう。
中村宜督「食品でひく 機能性成分の事典」女子栄養大学出版部、2022年
しょうがを温活に取り入れるコツ

冷え性に悩む方々に注目されているのが「温活」です。
温活とは、体温を上げて体の冷えを予防・改善することを指します。
しょうがを活用して体を温めることも、温活のひとつです。
とはいえ、なんとなく取り入れるだけでは、しょうがの力を十分に活かしきれないことがあります。
そこで、温活にしょうがを取り入れるときに意識したいポイントを紹介します。
しょうがを摂るタイミング
しょうがは朝に摂るのがおすすめです。
体温は1日の中で変動しており、早朝に最も低くなり、日中にかけて少しずつ上昇します。
そのため、朝にしょうがを摂取すると、体温の上昇をサポートする働きが期待できます。
また、朝食を食べると内臓の動きが活発になり、さらに体温が上がりやすくなるので、しょうがを取り入れた朝食を食べるとよいでしょう。
しょうがの適量
しょうがの摂取量の目安は、1日あたり10g程度とされています。
しょうがは温活に役立つ一方で、摂り過ぎると辛味成分で口やのどに刺激を感じたり、胸焼けや下痢を起こしたりするおそれがあります。
体を温めたいからといって大量に食べることは避け、胃腸が弱っているときは摂取を控えましょう。
おすすめの取り入れ方
しょうがを温活に取り入れる際は、よく加熱することをおすすめします。
ある研究では、しょうがを100℃で60分間ゆでたり蒸したりすると、ショウガオールの量が生のしょうがの3倍以上に増えることが報告されています。
一方で、加熱時間が短い焼き調理や電子レンジ調理では、ショウガオールの増加は確認されませんでした。
そのため、ショウガオールによる効果を期待するときは、しょうがを煮込み料理や汁物に加えるとよいでしょう。
温活をもっと身近にする、15/e organicのしょうがラインナップ

温活を日々の暮らしに取り入れる場合、しょうがの安全性やおいしさ、続けやすさが気になる方も多いでしょう。
市販の商品に使われているしょうがは、栽培時に農薬や化学肥料が使われることがあります。
農薬や化学肥料を使い過ぎると、人の健康や自然環境を害するおそれがありますが、市販品はその使用量がわかりません。
15/e organicでは、取扱商品の選定基準のひとつに「農薬・化学肥料不使用」を掲げています。
農薬や化学肥料を使わずに育てられたしょうがなら、温活として毎日食べても安心です。
また15/e organicは、商品に合成添加物を使用しないことにもこだわっています。
保存料や着色料などの添加物を使用している市販品では、しょうが本来の風味が損なわれてしまうことがあります。
しかし、15/e organicのしょうが商品は添加物を使用していないため、素材の風味が活きているものばかりです。
ここからは、15/e organicがおすすめするオーガニックのしょうが商品をご紹介します。
しょうがの力で冷え知らず。温活生活をはじめよう

冷え性に悩む方にとって、しょうがは心強い味方になる食材です。
ショウガオールの力で体が内側から温まり、冷えの改善が期待できます。
さらに、農薬や化学肥料を使わずに育てられたオーガニックのしょうがであれば、毎日食べても安心です。
冷えに悩まされることのない快適な暮らしの第一歩として、オーガニックのしょうがで温活に取り組んでみましょう。
こだわり1:15/e organicが定める栽培基準で選び抜かれた食材たち
【島酒家】おきなわの有機生姜パウダー 14g

管理栄養士ポイント!
沖縄で有機栽培されたしょうがを100%使用して作られた、香り豊かなしょうがパウダーです。 農薬や化学肥料を使わずに育てたしょうがを丁寧に乾燥させ、粉末状に加工しています。 料理や飲み物にひと振りするだけでしょうがを手軽に摂取できるので、無理なく温活に取り組みたい方におすすめの商品です。
【けんちゃん農園】しょうが麹

管理栄養士ポイント!
しょうがと米麹から生まれた、自然の恵みが感じられる調味料です。 農薬や化学肥料を使わずに育てられたしょうがと、自然栽培米から作られた米麹を使用しており、安心して食べられる素材にこだわっています。 添加物はもちろん、塩や砂糖などの調味料も加えられておらず、素材の風味が活きています。 肉の下味や料理の味付けなど、さまざまな使い方で楽しめるため、料理好きの方はぜひ一度お試しください。
【自然派きくち村】鬼しょうがらし(自然栽培生姜こしょう)

管理栄養士ポイント!
しょうがの風味と唐辛子の辛さがクセになる「鬼しょうがらし」。 冷奴のトッピングや鍋料理の薬味など、料理のアクセントにぴったりの調味料です。 農薬や化学肥料を使わずに栽培された熊本県産しょうがを使用しているので、安心して毎日の食事に取り入れられます。 辛いもの好きの方や料理のアクセントを楽しみたい方は、ぜひ味わってみてください。
【あまたま農園】贅沢な生姜紅茶リーフ

管理栄養士ポイント!
熊本県にある「あまたま農園」がお届けする、やさしい風味が特徴のブレンドティーです。 農園は有機JAS認証を取得しているだけでなく、肥料を使用しない自然栽培にも挑戦しています。 この紅茶にも、オーガニックかつ無肥料で育てられた茶葉としょうがが使われています。ほっとひと息つきたいときに、ゆっくり飲みたくなる紅茶です。
まとめ
- 冷え性は、自律神経の乱れや血行不良など複数の要因が重なって起こり、肩こりや関節痛などの不調につながることがある
- しょうがに含まれるショウガオールには体を内側から温める作用があり、加熱調理によって増加する
- 農薬・化学肥料不使用で育てられたオーガニックのしょうがなら、毎日安心して取り入れられる
店舗情報
15/e organic 表参道店
- 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目42-1
- アクセス:東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」B2出口より徒歩5分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:年末年始
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!











