監修 : 管理栄養士 HISAO
花粉症は“食べてケア”。体質改善をサポートするおすすめの食べ物を紹介
目のかゆみに鼻水、くしゃみ、鼻づまり……花粉症の症状は本当につらいですよね。
花粉の影響で肌が荒れたり、体調が不安定になったりして、毎年悩まされている方も少なくありません。
マスクやメガネで花粉を防ぐ、衣服に付着させないなどの対策はもちろん大切です。
しかし、できることなら根本から体質を改善して、花粉の季節も快適に過ごしたいものです。
実は、腸内環境を整えて免疫の反応を抑えることで、花粉症の症状が和らぐ可能性があります。
この記事では、花粉症が起こる仕組みを解説したうえで、症状の軽減につながる食べ物を紹介します。

- 花粉症が起こるメカニズム
- 花粉症と腸内環境の関係
- 花粉症の症状を和らげる食べ物
免疫の働きをサポートする食べ物を取り入れて、花粉に負けないカラダを作りましょう。
目次
- 花粉症の基本を知って、カラダと上手に付き合おう
- 花粉症対策に役立つ食べ物
- 自然の力でカラダをやさしく整える、15/e organicのおすすめ商品
- 食生活を見直して免疫アップ。花粉の季節を軽やかに過そう
花粉症の基本を知って、カラダと上手に付き合おう

くしゃみや鼻水、目のかゆみなど、花粉症のつらい症状に悩んでいませんか。
実は、花粉症は私たちのカラダを守る「免疫」の働きと深く関係しています。
まずは花粉症の仕組みを知り、自分のカラダと上手に付き合うヒントを見つけましょう。
花粉症のメカニズム
花粉症は、免疫機能が過剰に反応することで起こるアレルギーの一種です。
免疫とは、病原菌やウイルスなどの異物からカラダを守るための仕組みのこと。
病原菌やウイルスに対する「抗体」を作ることで、異物を排除しようとします。
ところが、免疫機能が過敏に反応し、本来は無害である花粉を異物と認識してしまうことがあるのです。
カラダは花粉に対する抗体を作り、異物からカラダを守ろうとします。
この際に放出される「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」といった物質が、くしゃみや鼻水、目のかゆみといったアレルギー症状を引き起こす原因となります。
このように、花粉症は免疫機能と関わるため、免疫の働きを整えることは症状の軽減につながるでしょう。
腸内環境と免疫機能の関係
近年、腸内環境と免疫機能の関係に注目が集まっています。
腸は、私たちが無意識のうちに口から取り込んだ、さまざまな異物に対抗しなければなりません。
そのため、腸には免疫に関わる細胞が多く存在し、カラダ全体の免疫機能においても重要な役割を担っています。
ある研究では、腸内細菌のバランスが乱れると免疫が正常に働かなくなり、アレルギー反応を引き起こす可能性があると報告されています。
また、腸内細菌の種類が少ない人ほど、アレルギーを発症しやすくなるという研究報告も。
腸を健やかに保つことは、免疫を適切に働かせ、花粉症などのアレルギー反応の抑制につながると期待されています。
花粉症対策に役立つ食べ物

花粉症は免疫の過剰反応によって起こり、その免疫の働きには腸内環境が深く関わっています。
そのため、食べるものを見直して、カラダの内側からコンディションを整えることで、花粉症のつらい症状が和らぐ可能性があります。
ここでは、花粉症対策におすすめの食べ物を紹介します。
発酵食品|微生物のチカラで腸を整える
発酵食品には、腸内で有益な働きをする微生物を含むものがあります。
このような発酵食品を食生活に取り入れると、腸内環境が整いやすくなります。
たとえば、ヨーグルトやチーズ、ぬか漬け、キムチなどに含まれる乳酸菌は、善玉菌の一種です。
これらの発酵食品を食べて生きた乳酸菌を取り込むと、腸内の善玉菌を直接増やすことが期待できます。
また、死んでしまった乳酸菌も、腸内環境や免疫機能によい影響を与えることがわかっています。
さらに、納豆に含まれる納豆菌や、一部のヨーグルトに含まれるビフィズス菌も、腸内環境に好影響をもたらすと考えられています。
毎日の食事に発酵食品をプラスして、腸内細菌のバランスを整えましょう。
オリゴ糖や食物繊維を含む食材|善玉菌のエサになる
一部の食品は、腸内で善玉菌のエサとなることで、その増殖を助けます。
なかでも注目したいのが、難消化性オリゴ糖や水溶性食物繊維を含む食品です。
難消化性オリゴ糖は糖質の一種ですが、消化されることなく大腸まで届くという特徴があります。
玉ねぎやごぼう、大豆、バナナなどを食べると、難消化性オリゴ糖を摂取できます。
水溶性食物繊維は、水に溶けやすい性質を持つ食物繊維であり、わかめやきのこ、さといも、オートミールなどに豊富です。
善玉菌が育ちやすい腸内環境を作りたいときは、このような食品を選ぶことをおすすめします。
ビタミンDを含む食材|免疫機能を調整する
ビタミンDとは、主にカルシウムの吸収を促すことで、丈夫な骨を作るサポートをする栄養素です。
イワシや鮭などの魚類、きくらげやまいたけといったきのこ類に多く含まれています。
実は近年、ビタミンDが免疫機能に関わることが明らかになってきました。
ある研究では、ビタミンDが免疫細胞の働きをコントロールし、病原菌を破壊するたんぱく質の合成を促す可能性があると報告されています。
また、ビタミンDが免疫細胞の過剰な働きを抑え、アレルギー反応を和らげることも示唆されています。
アレルギー体質を改善したい方は、ビタミンDを含む食品を日々の食事で活用してみましょう。
自然の力でカラダをやさしく整える、15/e organicのおすすめ商品

花粉症がつらい季節は、刺激に敏感になり、体調の変化を感じやすくなります。
そんなときは、カラダにやさしく寄り添う自然の力を借りてみませんか。
15/e organicでは、素材本来の力を大切にした「天然由来100%」のアイテムをそろえています。
すべての食品は、人工甘味料や防腐剤などの添加物を一切使用していません。
余計なものを加えていないため、カラダが敏感なときでも安心して楽しめます。
15/e organicの食品でカラダの内側からコンディションを整え、春を軽やかに過ごしましょう。
【ハルカインターナショナル】有機菌床 乾燥きくらげ (黒/白)

管理栄養士ポイント!
食事でビタミンDを摂取するなら、ハルカインターナショナルのきくらげがおすすめです。
自社で徹底的に管理された環境のもと、菌床づくりから栽培、収穫まで一貫して行い、手間を惜しまず天日干しに。
そのため、通常の乾燥きくらげの約4倍ものビタミンDを含んでいます。
また、有機JAS認証を取得している国産きくらげなので、食卓にも安心して取り入れられます。
ビタミンD補給を意識したい方は、ぜひお試しください。
【organic oats】ありのままロールドオーツ

管理栄養士ポイント!
ロールドオーツとは、オーツ麦を蒸して平らに押しつぶし、乾燥させたものです。
「ありのままロールドオーツ」は、熊本県の豊かな自然の中で、農薬や化学肥料を一切使わずに育てられた有機オーツ麦を使用しています。
オーツ麦には、腸にうれしい水溶性食物繊維が豊富に含まれています。
また、素材そのものの風味が感じられる素朴な味わいで、料理やお菓子作りなどに幅広く活用できるのも魅力です。
おいしく食べながら、腸の健やかさを保ちたい方におすすめします。
【COBO】乳酸菌

管理栄養士ポイント!
腸内環境を意識したい方におすすめなのが、乳酸菌を直接摂る方法です。
COBOの乳酸菌は、農薬を使わずに育てられたササニシキと、自然栽培の玄米麹を原料に使用しています。
これらを独自の技術で発酵させ、乳酸球菌と酵母を無添加で凍結乾燥しているため、生きた菌をそのまま摂取できるのが特徴です。
やさしい甘みと酸味があり、そのままでもおいしく食べられますが、飲み物や料理に混ぜても楽しめます。
健やかな腸を育む毎日の習慣として、ぜひ取り入れてみてください。
【15/e organic】季節のお野菜セット!(L/M)

管理栄養士ポイント!
季節ごとにおいしくて栄養価の高い野菜を厳選してお届けする、15/e organicの「季節のお野菜セット!」。
形はふぞろいですが、徹底して無農薬にこだわり、自然の力を活かして育てられた野菜だけを箱詰めしています。
素材そのものの甘みや香りがしっかりと感じられる、旬の味をお楽しみいただけます。
腸の健康維持に役立つ食物繊維だけでなく、ビタミンやミネラルも豊富に含まれており、新鮮な野菜から栄養をチャージしたい方にぴったりです。
食生活を見直して免疫アップ。花粉の季節を軽やかに過そう

花粉症対策は、花粉をブロックするだけでなく、アレルギーに負けないカラダづくりを意識することも大切です。
発酵食品、オリゴ糖や食物繊維を含む食べ物、ビタミンDが豊富な食材は、花粉症の症状を和らげる助けになることが期待できます。
さらに、花粉症の時期はカラダがデリケートになりやすいため、添加物を使っていない、自然由来の食品がおすすめです。
花粉の季節でも軽やかな気分で過ごせるよう、食生活を見直してみましょう。
まとめ
- 花粉症は免疫機能の過剰反応によって起こる
- 腸内環境は免疫機能に関わっているため、腸を健やかに保つことが花粉症対策につながる
- 発酵食品やオリゴ糖、食物繊維、ビタミンDなどを意識して取り入れることで、花粉の症状が和らぐ可能性がある
店舗情報
15/e organic 表参道店
- 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目42-1
- アクセス:東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」B2出口より徒歩5分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:年末年始
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!

