監修 : 管理栄養士 HISAO
カラダに優しいナチュラルワインを解説!健康効果やおいしい飲み方も紹介
お酒を飲むときに、二日酔いやカラダへの負担が気になることはありませんか?
カラダをいたわりながらお酒を楽しみたい方には、「ナチュラルワイン」がおすすめです。
ナチュラルワインは、ぶどうの力を最大限に活かして造られたワインであり、カラダをサポートする成分も多く含まれています。
この記事では、ナチュラルワインの基本や健康との関わり、おいしく味わうコツなどをわかりやすく解説します。

- ナチュラルワインの定義と、オーガニックワイン、無添加ワインとの違い
- ナチュラルワインに期待できるカラダへの効果
- ナチュラルワインをおいしく楽しむための取り扱い方
この記事を参考に、心とカラダを整えるお酒として、ナチュラルワインを取り入れてみてください。
目次
- ナチュラルワインとは?
- ナチュラルワイン・オーガニックワイン・無添加ワインの違い
- ナチュラルワインの栄養成分と健康効果
- 自然の力をそのままに。15/e organicが厳選するナチュラルワイン
- ナチュラルワインをおいしく飲む方法
- 健康とアンチエイジングの味方「ナチュラルワイン」で、自分をいたわる毎日を
ナチュラルワインとは?

ナチュラルワインに明確な定義はありませんが、一般的にはできる限り人の手を加えず、自然に寄り添って造られるワインを指します。
「ナチュールワイン」や「自然派ワイン」と呼ばれることもあります。
ナチュラルワインにはいくつかの特徴がありますが、農薬や化学肥料を使わない有機栽培で育てたぶどうを原料とすることはそのひとつです。
また、ワイン造りに欠かせない発酵には、収穫したぶどうの果皮に付着している自然由来の酵母が使われます。
通常のワインは、品質を安定させる目的で酸化防止剤を加えますが、ナチュラルワインではほとんどの場合で使われません。
さらに、澄んだ状態に仕上げるための、ろ過や清澄の工程を行わないケースも多くあります。
このように、ナチュラルワインはぶどうや風土の力を最大限に活かして造られます。
そのため、ぶどう本来の香りや味わい、造られた土地ならではの個性を楽しめるのがナチュラルワインの魅力です。
ナチュラルワイン・オーガニックワイン・無添加ワインの違い

ナチュラルワインやオーガニックワイン、無添加ワインはどれも体にやさしい印象を持たれがちですが、明確な違いがあります。
オーガニックワインは、有機栽培されたぶどうを原料に使用したワインです。
「オーガニックワイン」と称して販売するためには、認証を取得する必要があります。
栽培に関しては、化学肥料不使用など厳しい基準が設けられていますが、醸造では添加物の使用が一部認められている場合があります。
また、無添加ワインとは、酸化防止剤などの添加物を使用していないワインのこと。
ただし、ぶどうの栽培については特に定められていないため、農薬や化学肥料が使われることもあります。
一方で、ナチュラルワインは有機栽培を行い、醸造でも添加物をほとんど使用しません。
よりカラダにやさしいワインを求めるなら、ナチュラルワインがおすすめです。
ナチュラルワインの栄養成分と健康効果

栽培や醸造方法の特徴から、カラダにやさしいお酒として注目されているナチュラルワイン。
さらに、ワインには健やかな毎日をサポートする成分も豊富に含まれています。
ここでは、ワインに含まれる健康や美容に関わる成分について解説します。
ポリフェノール|健康維持と老化防止に役立つ
ポリフェノールとは、植物が持つ苦味や色素のもとになる成分です。
ワインには、原料のぶどうに由来するポリフェノールが豊富に含まれています。
なかでも注目されているのが、レスベラトロールと呼ばれる成分です。
レスベラトロールには強い抗酸化作用があるため、血管の健康を守り、生活習慣病の予防に役立つと考えられています。
また、肌にシワやたるみができるのを防ぐ老化防止作用も期待されています。
レスベラトロールの働きについては研究が進められている最中ですが、健康維持やアンチエイジングの心強い味方となってくれるでしょう。
有機酸|消化を促進させる
ワインには、ブドウ由来の酒石酸、リンゴ酸、クエン酸に加え、発酵によって生じる乳酸、コハク酸、酢酸など、さまざまな有機酸が含まれています。
これらの有機酸には、胃液の分泌を促して消化を助ける働きが期待できます。
食事のシーンで料理のおいしさを引き立てるのは、ワインの魅力のひとつです。
さらに、食事とワインを一緒に楽しむことで、胃腸の負担も軽くなるでしょう。
自然の力をそのままに。15/e organicが厳選するナチュラルワイン

ナチュラルワインに興味はあっても、種類が多くて「どれを選べばよいかわからない」と感じる方も多いのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのが、15/e organicが厳選したナチュラルワインです。
15/e organicが選び抜いたナチュラルワインは、有機栽培や自然栽培によって、農薬や化学肥料を使わずに育てられたぶどうを100%使用しています。
ぶどうの果皮に農薬や化学肥料が残る心配がないため、ぶどうをまるごと搾っても安心して味わえます。
ポリフェノールや有機酸などの成分がそのまま含まれており、自然の力を余すことなく取り込めるのも魅力です。
酸化防止剤を使用しないため、添加物の影響が気になる方にもやさしいワインです。
カラダを思いやる選択としてナチュラルワインを楽しみたい方に向けて、15/e organicおすすめのワインを紹介します。
【IKKAWINE】Y!G! ワイガヤ(白・山形県)自然栽培デラウエア100% 2022年

管理栄養士ポイント!
こちらのワインに使われているのは、山形県東根市で育った完熟デラウェアです。
ぶどうは無肥料・無堆肥の自然栽培で育てられており、ぶどうをまるごと搾っていても安心です。
酸化防止剤は使用せず、ろ過も行われていないため、ぶどうの風味や成分がそのまま残っています。
キリッとした酸味と豊かな香りが特徴で、食事にも合わせやすく、ナチュラルワインを気楽に楽しみたい方にぴったりの1本です。
【Arcadia Grace】Arcadia Grace Muscat Bailey A 2023

管理栄養士ポイント!
山梨県甲府市で育ったマスカット・ベーリーAを使用した、無添加のナチュラルワインです。
酸化防止剤だけでなく、培養酵母や発酵を促すための砂糖なども一切加えず、ぶどうが持つ力だけでワインに仕上げています。
栽培にも徹底的にこだわり、農薬や化学肥料だけでなく、一般的な有機栽培で使用が認められている「ボルドー液」さえ使っていません。
豊かな果実味を楽しみたい方におすすめの赤ワインです。
ナチュラルワインをおいしく飲む方法

ナチュラルワインをおいしく味わうために、以下のポイントを意識してみましょう。
- 冷暗所で保管する
- 購入後は休ませる
- 開封したら早めに飲みきる
ナチュラルワインは酸化防止剤を使っていないため、気温が高い場所で保管すると、本来の味わいが損なわれることがあります。
ワインセラーや冷蔵庫の野菜室など、温度が低い場所に保管しましょう。
また、ナチュラルワインはろ過や清澄といった処理がされていないものも多く、ワインの成分が結晶化した「澱(おり)」が生じることがあります。
ワインを購入したらボトルを立てた状態でしばらく置き、澱を底に沈ませてから飲むと、澄んだ味わいを楽しめます。
さらに、開封すると酸素に触れて酸化が進み、味わいが変わることがあるため、できるだけ早めに飲み切るのがおすすめです。
健康とアンチエイジングの味方「ナチュラルワイン」で、自分をいたわる毎日を
自然に寄り添って造られるナチュラルワインは、ぶどう本来の香りや味わいをそのまま楽しめるのが魅力です。
余計なものが入っていない1杯は、カラダにやさしく寄り添い、心までほぐしてくれるでしょう。
さらに、ポリフェノールや有機酸などの成分が、健やかで若々しいカラダづくりを内側からサポートします。ワインを「嗜む」お酒から、カラダを「整える」お酒にしてみませんか。
自分のカラダを大切にするために、ナチュラルワインを暮らしに取り入れてみてください。
まとめ
- ナチュラルワインとは、有機栽培のぶどうを使い、酸化防止剤を加えず自然に寄り添って造られるワインのこと
- オーガニックワインや無添加ワインとは栽培や醸造の面で異なり、カラダにやさしいワインを選びたい方にはナチュラルワインが向いている
- ナチュラルワインに含まれるポリフェノールや有機酸は、健康維持やアンチエイジングのサポートが期待できる
店舗情報
15/e organic 表参道店
- 住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5丁目42-1
- アクセス:東京メトロ銀座線、千代田線、半蔵門線「表参道駅」B2出口より徒歩5分
- 営業時間:11:00~20:00
- 定休日:年末年始
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!

