執筆者 : HISAO
監修 : SUGI
ノンカフェインで子どもにも安心!夏に麦茶が選ばれる理由と体にやさしい「おいしさの秘密」

猛暑が続く日本の夏。お子さんの水分補給はもちろん、気づけば自分のカラダもヘトヘト...。
エアコンの効いた部屋にいても、なんだか体がだるい...。そんな夏の不調に、心当たりのある方は多いのではないでしょうか?
そんなとき、体に優しく手軽にとれる飲み物の1つが「麦茶」です。
大麦を焙煎して作る麦茶は、カフェインゼロで安心。大人から子ども、赤ちゃんにまで安全に飲めることから、長年日本の家庭で愛されてきました。
今回は、「なぜ夏に麦茶が選ばれるのか」をテーマに、 体の内側から夏の不調をケアする麦茶の健康効果や、安心・安全な麦茶の選び方、そして忙しい毎日でも無理なく、おいしい麦茶を楽しむための作り方やコツをご紹介します。
この記事を読み終える頃には、あなたは麦茶が手放せない夏を過ごせるはずです!
この夏こそ、麦茶で体の中から心地よい毎日を手に入れましょう!
目次
- 知ってる?麦茶の意外な「きほんのき」
- 体にやさしい!麦茶の知られざる健康パワーと安心・安全の理由
- 知っておきたい!安心・安全な麦茶を見極めるポイント
- 毎日続けられる!麦茶の簡単&おいしい作り方
- これで安心!麦茶を安全に楽しむための保存テクニック
- もっと好きになる!麦茶の簡単&ちょい足しアイデア
- まとめ:麦茶で叶える、健やかな夏
1. 知ってる?麦茶の意外な「きほんのき」

麦茶について
麦茶は「お茶」と呼ばれますが、実は緑茶や紅茶とは異なり、大麦(主に六条大麦)を焙煎して作る穀物由来の飲み物です。この焙煎によって香ばしい香りが生まれ、すっきりとした味わいが特徴です。
特に、大麦の栽培方法や育った環境が麦茶の味わいや安全性に大きく影響します。 例えば、自然栽培で育てられた麦は、肥料や農薬を一切使わず、自然の力だけで育つため、独特の深みと風味豊かな味わいが楽しめます。また、自然栽培の麦は、品種によっては栄養価が非常に高く、水溶性食物繊維やミネラルが豊富に含まれているため、健康志向の人々から注目され、市販の安価な麦茶とは一線を画す深い味わいを生み出します。
緑茶や紅茶とはココが違う!麦茶が安心な理由
一方、緑茶・紅茶・ウーロン茶は「チャノキ(茶の木)」という植物の葉を使って作られます。これらは発酵の度合いによって味や香りが変わり、カフェインや渋み成分のタンニンが含まれているため、苦味や渋みが感じられます。カフェインがあるため、子どもや妊婦さん、カフェインが苦手な方は飲みすぎに注意が必要です。
2.体にやさしい!麦茶の知られざる健康パワーと安心・安全の理由

実は、麦茶は手軽さや飲みやすさだけでなく、夏の健康をサポートする嬉しい効果が期待できます。
麦茶のうれしい健康効果について
気になるカロリー・糖質はゼロ!「飲むだけで太る」心配なし
麦茶ならカロリーも糖質もほぼゼロだから、ダイエット中でも罪悪感なくゴクゴク楽しめます。お子さんやご家族みんなで、安心して飲めるのも嬉しいポイントなんです!
夏の水分補給は麦茶で決まり!むくみ知らずの体に
カフェインを含む飲み物は利尿作用が気になりますが、麦茶はノンカフェインなので、飲んだ水分をしっかり体に留めてくれます。夏の厳しい暑さで失われがちなミネラルも補給でき、むくみが気になる方にもおすすめです!
「巡りの良い体」で、疲れやだるさをスッキリ!
麦茶の香ばしさのもととなる香気成分(ピラジン類など)には、血流を良くする作用が期待されています。体が冷えやすい方や、肩こり、日々の疲れを感じやすい方は、体の巡りをスムーズに保つことが大切。麦茶で内側からサラサラに整え、夏の疲れをリフレッシュできます。
3.知っておきたい!安心・安全な麦茶を見極めるポイント

市販の麦茶と「自然栽培」麦茶、何が違うの?
日頃よく目にするペットボトル麦茶や市販の麦茶パックは、その手軽さが魅力です。多くの場合、品質を保つために酸化防止剤(ビタミンC)が添加されています。これは、麦茶の風味の劣化を防ぎ、長期間おいしさを保つためのものです。中には、風味を整えるための香料や調味料(アミノ酸等)が使用されている製品もあります。
一方、私たちが強くおすすめしたいのは、人工的な保存料や甘味料、着色料が一切不使用の「自然栽培」の麦茶です。これは、農薬や化学肥料を一切使わず、大地の力と太陽の恵みだけで育った大麦を原料とした麦茶のこと。カフェイン・タンニンを含まないだけでなく、人工的な添加物も入っていないため、体への刺激が少なくアレルギーや過剰摂取による健康リスクも低いと考えられています。特に、小さなお子さんや健康にこだわる方にとって、安心して毎日飲める選択肢となるでしょう。
市販の麦茶と「自然栽培」の麦茶の比較
項目 | 市販の麦茶 | 「自然栽培」麦茶 |
---|---|---|
添加物 | 酸化防止剤(ビタミンC)、香料、調味料(アミノ酸等)が使われる場合がある | 人工的な保存料、甘味料、着色料は一切不使用 |
製造方法 | 栽培方法の明記の無い原料を主に使用している | 農薬・化学肥料を一切使わず、大地の力と太陽の恵みだけで育った大麦を使用 |
体への影響 | 安全性は確認されているが、人工的な物を避けたいと考える方もいる | 体への刺激が極めて少なく、アレルギーや過剰摂取による健康リスクも低いと考えられている。 |
安心安全にこだわるなら、ぜひ原材料の栽培方法にまで目を向けてみることをおすすめします!
15/e organicでは、農薬や化学肥料を一切使わない添加物不使用の「自然栽培」の麦茶を取り扱っています。
本物の麦茶の豊かな風味と安心感を、ぜひあなたの食卓でお試しください。
4.毎日続けられる!麦茶の簡単&おいしい作り方

麦茶の淹れ方には、大きく分けて「煮出し(お湯出し)」と「水出し」の二通りがあります。それぞれ異なる風味と手軽さがあり、ご自身のライフスタイルや好みに合わせて選ぶことができます。
香ばしさがたまらない!深みのある「煮出し麦茶」の作り方
煮出しの最大の利点は、「風味や色が濃く、香ばしい麦茶が楽しめる」点です。特に、自然栽培で育った良質な大麦を使った麦茶は、煮出すことでその本来の甘みと深みが最大限に引き出され、一口飲むごとに豊かな香りが口いっぱいに広がります。また、水道水を使用する場合、煮沸することで残留塩素(カルキ臭の原因)を効果的に飛ばせるという利点もあります。
作り方
- やかんに水を入れ、一度沸騰させます。沸騰したら火を止めます
- お湯1〜1.5リットルに対し、ティーバッグ1袋を目安に入れます
- 約10分後に箸などでかき混ぜてから、ティーバッグを取り出します
- 粗熱が取れたら、清潔な容器に入れ替えて冷蔵庫で保存します
【★おすすめシーン】
休日に香ばしい香りに癒されながら、じっくりと煮出すひとときを楽しめます!
手軽に簡単!美味しい「水出し麦茶」の作り方
水出し麦茶は煮出しに比べて、すっきりとした味わいが特徴です。最大の利点は、「火を使わず手軽に作れる」点で、苦味がほとんど出ないためさっぱりとした甘みのある麦茶を楽しみたい方におすすめです!
作り方
- 冷水用ポットに水1リットルを注ぎ、ティーバッグ1袋を入れます
- ポットを冷蔵庫に入れて約2時間冷やします
- お好みの濃さになったら、箸などでかき混ぜてから、ティーバッグを取り出してください
(※水出し麦茶は大体2〜3時間ほどで出来上がるため、その後パックを取り出すのが理想的です)
【★おすすめシーン】
朝の忙しい時間や、前日の夜に作り置きをしておきたい方に最適です!
5.これで安心!麦茶を安全に楽しむための保存テクニック

自家製麦茶は、市販の飲料とは異なり、非常にデリケートな飲み物です。おいしさを保ちつつ、安全に楽しむためには、適切な保存方法と衛生管理が不可欠です。
知らなきゃ損!夏の麦茶が危ない理由
麦茶が傷みやすいのには、科学的な理由があります。麦茶の原料である大麦からは、デンプン質やタンパク質が溶け出します。これらは細菌にとって格好の「エサ」となるため、雑菌が繁殖しやすい環境を作り出します。
さらに、緑茶などに含まれる抗菌作用のあるカテキンが、麦茶にはほとんど含まれていません。このため、他の多くのお茶に比べて菌が増殖しやすい特性があります。特に、夏場の室温(30°C〜40℃)は菌の増殖に最適なため、常温放置は要注意です。
保存方法の要! 「冷蔵庫保存」が絶対条件
作った麦茶は、必ず冷蔵庫で保存しましょう。冷たい環境は菌の増殖を抑える効果があるため、安全に日持ちさせることができます。
「水出し麦茶」の日持ちと保存
手軽さが魅力の水出し麦茶ですが、熱による殺菌がされていない分、特に注意が必要です。
- 冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に飲み切りましょう
- 作る際は清潔な容器を使い、飲みきれる分だけに留めるのがおすすめです
「煮出し麦茶」の日持ちと保存
煮出し麦茶は一度沸騰させているため、水出しに比べて日持ちは良いですが、それでも安心はできません。
- 冷蔵庫で保存し、2〜3日以内に飲み切りましょう
- 粗熱を取ってから清潔な容器に入れ、冷蔵庫に入れましょう
未開封麦茶パックの意外な盲点
開封した麦茶パック(淹れていない状態の製品)は、適切な保存方法が重要です。
- 推奨される保存方法は「常温」:直射日光や湿気を避け、常温で保管することが推奨されています
- 「冷蔵庫」は避けるべき場所:庫内と室温の温度差が結露を招き、パック内に湿気を生み出します。これはカビの温床となり、せっかくの麦茶を台無しにしてしまいます
6.もっと好きになる!麦茶の簡単&ちょい足しアイデア

麦茶は、淹れ方や素材選びだけでなく、ちょっとしたアイデアでその飲用体験をさらに豊かにすることができます。
「麦茶氷」で冷たさ&風味キープ!
煮出した麦茶を製氷トレーに入れて凍らせ、通常の氷の代わりに使うと、麦茶が薄まることなく、最後まで冷たい麦茶を楽しめます 。「冷たさの持続」と「風味の維持」を両立する、まさに一石二鳥のアイデア!100均でトレーを買えばすぐに試せますね!
「ホット麦茶」でホッと一息
冷蔵保存した麦茶を温めてホットで飲むのもおすすめです。体が冷え切った時に飲むことで、香ばしさが引き立ち、心身ともにリラックス効果も期待できます。冷房や夏の涼しい夜で意外と体が冷えやすい夏にはもってこいですね。
「麦茶コーヒー」で意外な組み合わせに挑戦!
少量のインスタントコーヒーを加えることで、ビターなココアのような味わいの「麦茶コーヒー」として楽しむこともできます。意外な組み合わせですが、一度試したらやみつきになるかもしれません。
7.まとめ:麦茶で叶える、健やかな夏

今回は麦茶が体にもたらす健康効果や安全性、忙しい毎日でも無理なくとり入れられる作り方やコツをご紹介しました!
この夏は、麦茶の知られざるパワーを味方につけて、家族みんなで健やかに、そしてあなた自身も美しく輝く毎日を手に入れませんか?
毎日飲むものだからこそ、「本当に良いもの」を選びたいと願うあなたへ。
私たち15/e organicでは、農薬や化学肥料を一切使わない"「自然栽培」の特別な麦茶”を販売しています。手間暇かけて育てられた大麦の恵みが凝縮されており、一口飲めば、きっとこれまでの麦茶との違いに驚くはずです。
【丸玄】麦茶

管理栄養士おすすめポイント!
- 自然栽培の大麦で作られた、安心・安全にこだわった麦茶です。
- 後味にほんのりと感じる苦みと甘みが、つかの間の休息にリラックス感を与えてくれます
- お団子やわらび餅などの和菓子はもちろん、焼きたてのさつまいもにもおすすめ!
- 九州に古くから伝わる在来の大麦「ハダカムギ」を使用した希少な麦茶
- 苦みがなく、トウモロコシのような優しい香りと味がほのかに感じられます
- 実は煮だした後の出がらしも食べられます。プチプチとした食感はサラダや炊き込みご飯と合わせて楽しめる無駄のない麦茶です!
【ここく】むかし麦茶

管理栄養士おすすめポイント!
- 九州に古くから伝わる在来の大麦「ハダカムギ」を使用した希少な麦茶
- 苦みがなく、トウモロコシのような優しい香りと味がほのかに感じられます
- 実は煮だした後の出がらしも食べられます。プチプチとした食感はサラダや炊き込みご飯と合わせて楽しめる無駄のない麦茶です!
- 九州に古くから伝わる在来の大麦「ハダカムギ」を使用した希少な麦茶
- 苦みがなく、トウモロコシのような優しい香りと味がほのかに感じられます
- 実は煮だした後の出がらしも食べられます。プチプチとした食感はサラダや炊き込みご飯と合わせて楽しめる無駄のない麦茶です!
安心と美味しさを両立した、本物の麦茶でこの夏を心豊かに過ごしましょう!
【記事の執筆者】

15/e organic
管理栄養士
HISAO
フィフティーンオーガニックで管理栄養士×ライターを担当。
オーガニックの魅力をはじめ、日々の生活に役立つ健康・栄養情報を発信しています。読者の皆様が1つでも、「そうなんだ!」という新しい気付きや発見のある記事をお届けします!
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
SUGI
フィフティーンオーガニック表参道店に店運営全般を担当栄養成分の知識と商品の知識に当店の誰よりも深い知識を持っています!一人でも多くの人にオーガニックの良さが伝わるような接客を心がけています!