監修 : UENO
「飲む美容液」甘酒が美容と健康をサポート?美味しい飲み方もご紹介

甘酒は、効率よく体内に吸収され、素早くエネルギーになりやすいブドウ糖が含まれます。
また、ビタミンやポリフェノールなど美容液にも含まれる成分も豊富なため、「飲む点滴」「飲む美容液」ともいわれるほど美容と健康に良い食品です。
甘酒は体に良さそうとの理由から、日常に取り入れている方も多いのではないでしょうか。
美肌や美髪、エイジングケアといった美容効果と、ダイエットや便秘解消、疲労回復などの健康効果が期待されます。
また、日常生活で取り入れやすい自然栽培の甘酒の美味しい飲み方も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
- 甘酒とはそもそも何?
- 甘酒の美容効果を解説
- 甘酒の健康効果を解説
- 管理栄養士おすすめの甘酒の美味しい飲み方
- 15/e organic厳選 自然栽培の甘酒を紹介
甘酒とはそもそも何?

甘酒とは、米麴(コメコウジ)や酒粕(サケカス)を原料に、麹菌(コウジキン)、酵母菌(コウボキン)などの発酵により作られる日本の伝統的な甘味飲料です。
主に2種類の製法があり、それぞれ含まれる栄養素や味わいが異なります。
米と米麹からつくる「麹甘酒」
「麹甘酒」とは、蒸したお米に麹菌を繁殖させた米麹とお米を材料に発酵の力で作られたものです。
麹菌は、デンプンを分解して糖質に変えたり、タンパク質をアミノ酸に分解したりする酵素を多く生み出します。
麹甘酒を飲むと感じられる旨味や甘味は、麹菌により分解された糖質やアミノ酸が由来です。
麹甘酒は、農薬や肥料を使用せず自然栽培で作られる米と天然水のみで甘酒が作られることが多く、自然な甘さで健康的といえるでしょう。
酒粕に加糖してつくる「酒粕甘酒」
酒粕甘酒は、米麹とお米から作られる麹甘酒に、アルコール発酵する酵母菌を加えて作られたものです。
アミノ酸やビタミン、ミネラルなど栄養が豊富な酵母菌が加わることで、麴甘酒に比べ、栄養価が高くなります。
ただし、甘さを調節するために砂糖が添加されたり、アルコールが含まれたりする点が特徴です。
アルコールが含まれるため妊産婦や子どもは控えるべきですが、甘酒が苦手な方でも飲みやすいこともあります。
甘酒の美容効果を解説

体に良さそうなイメージが強い甘酒は、美肌や美白、髪や爪の健康のほか、エイジングケアといった美容に嬉しい効果が期待できます。
美肌・美白
甘酒に含まれるフェルラ酸やN-アセチルグルコサミンは、美肌を作るサポートをします。
フェルラ酸とは、ポリフェノールの一種で、しみの原因になるメラニン生成の抑制や抗炎症作用、紫外線吸収作用、抗酸化作用などが期待されており、肌を白く保つといわれています。
また、N-アセチルグルコサミンは、肌のハリや弾力を維持するコラーゲンや潤いを保つヒアルロン酸の生成を促す成分です。
やさしい甘味も感じられ、素早くエネルギーになりやすい単糖類であるため、天然型グルコサミンと呼ばれることもあります。
美髪・美爪
甘酒には、ケラチンやビタミンB群も豊富に含まれます。
ケラチンは、髪や爪、皮膚の角質層を形成するタンパク質の一種で、強度や弾力を保つ働きがあります。
糖質や脂質、タンパク質を分解し、エネルギー代謝を促進するビタミンB群のうち、ビオチンは髪や爪の健康を維持する栄養素です。
髪や爪に十分な栄養素が行きわたるため、新陳代謝が活性化されるでしょう。
エイジングケア
甘酒に含まれるビタミンEは、抗酸化作用の強いビタミンです。
体内で抗酸化作用が働くと、細胞にダメージを与える活性酸素の働きを抑制します。
エイジングケアではしわやしみ、たるみの原因になる細胞の老化を抑えることが重要です。
さらに、ビタミンEの7000倍ともいわれる強い抗酸化力をもつエルゴチオネインが含まれます。
エルゴチオネインは、麹が生成できる希少なアミノ酸の一種です。
ビタミンEやエルゴチオネインの抗酸化作用は、紫外線によるコラーゲン分解や肌の炎症を抑え、老化を防止するエイジングケアが期待できるでしょう。
甘酒の健康効果を解説

美容への助けになる以外に、甘酒は健康にも役立ちます。
ダイエットをしている方や便秘に悩む方、疲れを感じやすい方におすすめな栄養素が豊富に含まれています。
ダイエット効果
甘酒に含まれる糖質は主にブドウ糖であり、エネルギーに変換される際の即効性で血糖値を上昇させます。
血糖値が高まると、脳の満腹中枢は刺激されるため、甘酒の効果で食事の量を減らしても満足感があります。
また、空腹感を感じやすい継続性もあるため、無駄な間食をする心配も減少し、ストレスなくダイエットが継続できるでしょう。
ただし、ブドウ糖により糖質が素早く吸収されるのは、血糖値の急上昇にもつながるため、1日100~200ml程度にし、飲み過ぎないよう注意してください。
便秘解消
甘酒には、オリゴ糖や食物繊維も豊富に含まれます。
オリゴ糖や食物繊維は、消化されずに腸内の善玉菌のエサとして利用され、腸内の環境を整えるサポートをおこないます。
腸内が健康になると、体内の老廃物がスムーズに流れることで便秘が解消されるだけでなく、必要な栄養素の吸収を促せるでしょう。
疲労回復
甘酒に含まれるブドウ糖は、速やかにエネルギーに変換されるため、脳を活性化したり、筋肉の回復に役立ったりと、疲労回復の効果も期待できるでしょう。
また、麹菌は、糖質やタンパク質のエネルギー代謝を促進し、消化吸収を助ける働きがあり、免疫力を向上させるといわれています。
疲れを感じるときに甘酒を飲むことで、体調を整えられるでしょう。
管理栄養士おすすめの甘酒の美味しい飲み方
甘酒はそのまま飲むのもおすすめですが、自由なアレンジを楽しむ飲み方もあります。
1日100~200ml程度を間食や朝食、寝る前など好みの時間に取り入れてみましょう。
ここからは、 管理栄養士がおすすめする甘酒の美味しい飲み方を15/e organicの基準を満たした食材と調理方法でご紹介します。
旬の野菜と甘酒のスムージー

材料(2人前)
- 【渡辺商店】春夏秋冬 天然水と米麹のあまざけ(自然栽培米使用) 150ml
- 【15/e organic】季節のお野菜セット!(ほうれん草や小松菜など)お好みで
- 【三穂の郷農園】幻の日本蜜蜂のはちみつ 適量
材料(2人前)
- 綺麗に洗ったお好みの野菜と甘酒をミキサーに入れて滑らかになるまで攪拌する
- グラスに注ぐ
天然水の【ケイ・エフ・ジー】金城の華で氷を作って一緒に攪拌したり、グラスに注ぐ際に氷を入れたりするのもおすすめです。
また、15/e organicから届く自然栽培のお野菜は、栽培期間中農薬不使用、合成肥料不使用であるのも嬉しい特徴です。
甘酒生姜ドレッシング

材料(2人前)
- まるみ麹(マルミコウジ) 奇跡の甘酒(白米) 大さじ2
- 【i】自然栽培生姜パウダー 適量
- 【三穂の郷農園】純米酢 大さじ1
- 【堀内製油】ダブル焙煎「自家製金ごまオイル」 大さじ1
- 【九電産業】天草の塩さらさら ひとつまみ
作り方
- ボウルに甘酒、酢、ごまオイルを入れてよく混ぜます。
- 塩を加えて味を調える
甘酒生姜ドレッシングは、生姜の風味で満足感を高められ、サラダや蒸し野菜にかけるだけで自然な甘さとコクが引き立ちます。
15/e organic厳選 自然栽培の甘酒を紹介

15/e organicで取り扱っている甘酒はすべて自然栽培の甘酒です。
自然栽培の大きな特徴は、農薬や肥料を一切使わないことです。
ゆっくり時間をかけて作物が成長するため、健全に生育し、味はもちろん、栄養素も豊富になるといわれています。
毎日の生活に15/e organicの甘酒を取り入れることで、美容や健康の調子を整えるサポートができるでしょう。
味わいや風味もさまざまなため、ぜひ好みの商品を見つける参考にしてください。
まとめ
- 美肌や美白、エイジングケアの美容効果に期待
- ダイエット効果や便秘解消、疲労回復の健康効果に期待
- 栄養が豊富な農薬や肥料を一切使わない自然栽培の甘酒がおすすめ
甘酒は、美容や健康に良い効果が期待される栄養価が高い飲み物です。
なかでも自然栽培の米や米麹のみを使用した麹甘酒は、より体によい成分が含まれています。
15/e organicでは、自然栽培の食材のみを取り扱っており、不安に思うような添加物などは含まれていません。
毎日の生活に自然栽培の甘酒を取り入れて、美容と健康の調子を手に入れましょう。
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
UENO
フィフティーンオーガニック表参道店にて青果と加工食品を担当。
店舗では厳選された全国の農家さんから届く新鮮な野菜や加工食品をご提案しています!
お客様一人一人のライフスタイルに合わせた食材選びや食事のご提案を通じて、皆様の生活をより豊かにするお手伝いをさせていただきます!