監修 : 管理栄養士UENO
3月のお彼岸とは何をする日?ぼたもちのレシピも紹介

3月のお彼岸は日本の伝統行事のひとつですが、2025年のお彼岸はいつなのか、お彼岸は何をする日かご存じでしょうか?
この記事では、お彼岸の由来や2025年3月のお彼岸の日程、お供えする食べ物についてご紹介します。
目次
- お彼岸とは?
- 3月のお彼岸には何をする?
- 3月のお彼岸のお供物はぼたもち?おはぎ?
- お彼岸の食べ物「ぼたもち」のレシピ
- 3月のお彼岸にはぼたもちをお供えしよう
お彼岸とは?

お彼岸は、仏教に由来する風習です。
仏教用語の「パーラミター」は、生死を超えた悟りの境地に到達することを意味します。
この言葉を訳す際に、私たちが生きる世界「此岸(しがん)」に対して、川の向こう岸にある世界にたどり着くという意味で「至彼岸(とうひがん)」と表現しました。
これが、日本の伝統行事「お彼岸」の由来です。
お彼岸は此岸と彼岸、つまりこの世とあの世の距離が最も近くなる日とされています。
昔の人々はこの時期にご先祖様を供養し、感謝と冥福を祈る気持ちを伝えるとともに、自分たちもいつか彼岸に到達できるように仏教の教えを実践していました。
この風習が受け継がれ、現在のお彼岸となっています。
お彼岸は、春(3月)と秋(9月)の年2回あります。
それぞれ春分の日、秋分の日を中日(真ん中の日)とした前後3日間、合計7日間がお彼岸の期間です。
したがって、2025年の春のお彼岸は、3月20日(木)の春分の日を中日とした、3月17日(月)から3月23日(日)の7日間となります。
3月のお彼岸には何をする?

お彼岸には、主に次のようなことを行います。
- 仏壇仏具の掃除
- お墓参り
- お仏壇へのお参り
お彼岸には、ご先祖様を敬う気持ちを込めて、仏壇仏具を丁寧に掃除しましょう。
お墓参りではお墓の掃除も行い、きれいにした後に花や線香をお供えして、ご先祖様を供養します。
自宅にお仏壇があれば、こちらも忘れずにお参りとお供えをしましょう。
お墓やお仏壇のお参りでは、食べ物をお供えすることがあります。
お供えする食べ物は、落雁(らくがん)や果物、ぼたもちが一般的です。
白くて丸い「彼岸団子」や、肉や魚介類を使用せずに作る「精進料理」を供えることもあります。
近年は、故人(こじん)が好きだった食べ物をお供えすることも増えています。
お墓やお仏壇へのお参りとお供えを通して、ご先祖様へ感謝の気持ちを伝えましょう。
3月のお彼岸のお供物はぼたもち?おはぎ?

お彼岸にお供えする食べ物である、ぼたもちとおはぎ。
見た目がよく似ていますが、3月のお彼岸には「ぼたもち」、9月のお彼岸には「おはぎ」をお供えするという違いがあります。
これは、それぞれの季節になじみ深い花に理由があります。
3月のお彼岸は牡丹(ぼたん)の花が咲く時期と重なるため、「牡丹餅」からぼたもちと呼ばれるようになりました。
一方で、9月のお彼岸にお供えするおはぎは、秋の七草のひとつである「萩(はぎ)」の花が由来とされています。
このような理由から、ぼたもちは牡丹の花のように大きく丸い形に、おはぎは萩の花のように細長い俵(たわら)型に作られることもあります。
お彼岸の食べ物「ぼたもち」のレシピ

今年のお彼岸は、手作りのぼたもちをお供えしませんか?
15/e organicの基準を満たした食材と調理方法による、あんこから手作りするぼたもちのレシピをご紹介します。
【あんこの材料(作りやすい量)】
- 小豆:200g
- はちみつ:200g
- 塩:少々
【あんこの作り方】
- 小豆を水で洗い、鍋にたっぷりの水とともに入れて火にかける。沸いたら弱火にし、アクを取りながら、小豆がしっかりやわらかくなるまで約1時間煮る。
- はちみつを2回に分けて加え、やさしく混ぜながら汁気が少なくなるまで煮る。
- 塩を加えて全体を混ぜ、火を止める。
【ぼたもちの材料(約8個分)】
- もち米:1合
- 水:180ml
- あんこ:360g
【ぼたもちの作り方】
- もち米を研いでたっぷりの水(分量外)に浸し、約1時間おく。
- ざるに上げて水を切り、炊飯器の釜に入れて分量の水を加え、炊飯する。
- 炊き上がったら、ボウルに移して粗熱をとる。
- 水を付けた手で3を1個ずつ丸め、あんこで包む。
通常の小豆はアクを取り除くために、茹でこぼしが必要です。
しかし、15/e organicで取り扱う自然栽培の小豆はアクが少ないことから、湯の表面に浮かぶ泡を取り除く程度で十分です。
3月のお彼岸にはぼたもちをお供えしよう
大切な行事である3月のお彼岸には、お供えも安心安全な食べ物を選びたいですよね。
15/e organicでは、農薬・化学肥料不使用で、無添加の食材を取り扱っています。
お墓やお仏壇に手作りのぼたもちをお供えすれば、感謝の気持ちがより深く伝わるはず。
今年のお彼岸は体にやさしいぼたもちを手作りして、ご先祖様に想いを届けましょう。
まとめ
- お彼岸は仏教に由来する風習であり、仏壇仏具の掃除やお墓参り、お仏壇へのお参りなどを行う
- 3月のお彼岸は牡丹の花が咲く時期と重なるため、「ぼたもち」をお供えする
- 体にやさしいぼたもちをお供えするなら、15/e organicの食材を使うのがおすすめ
【記事の監修】

15/e organic
管理栄養士
UENO
フィフティーンオーガニック表参道店にて青果と加工食品を担当。
店舗では厳選された全国の農家さんから届く新鮮な野菜や加工食品をご提案しています!お客様一人一人のライフスタイルに合わせた食材選びや食事のご提案を通じて、皆様の生活をより豊かにするお手伝いをさせていただきます!